「開かれた市政をつくる市民の会(鳥取市)」編集者ブログ

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市議選が始まりました。

 今日は鳥取市会議員選挙の告示日でした。事前に予定されていた立候補者41名が一斉に届け出をして、いよいよ一週間の選挙戦が始まりました。
 
 私の家の近くでも、昼前から選挙カー数台が次々にやって来て、大音声で「○○をよろしく」と宣伝していました。どうせ宣伝するのなら、当選したら自分は市議会で何をするかをはっきりと公約してほしいものです。自分の名前を連呼するだけの候補者は、本当に昼寝のジャマ!
 今日、家の近くに来た何人かの立候補者の中で三人だけ名前を聞き取ることができましたが、いずれもすでに「市庁舎新築移転賛成」を表明している候補者でした。
 
 選挙の時にはいつも思うが、この選挙カーで「○○をよろしく!」と連呼することに、何か意味があるのでしょうか?
 
 このためにかかる費用を計算すると、ウグイス嬢+運転手+チラシ配り等で、候補者以外に毎日3名程度の人間が必要だろうと思います。選挙期間の一週間の間だけでも、一人に一日一万円払うとして、一週間でも3×7=21万円程度は必要。そのほかに選挙カーの費用、チラシの印刷代、事務所の費用等々を含めれば、市議選出馬で一回に必要な費用は百万円くらいになるのではないか?(供託金除く)もちろん、候補者やその家族がウグイス嬢や運転手を務めるケースもあるとは思いますが・・。
 
 四年に一回、百万円程度を投資しても、四年間市議をつとめれば、大きなおつりがくると思っている立候補者もかなりいるようです。
 
 私が今回の選挙で注目するのは、次の一点にしかありません。
 それは、鳥取市を今の流れのまま衰退させるのではなく、今後発展させ次の世代に手渡すための「方針と知恵と実行力を持つ議員」は誰なのかを十分に見極めることです。
 
 明確な方針も公約も示さず、選挙カーで「○○をよろしく!」と連呼しているだけの候補者にその資格があるとは思えません。自分の選挙でたくさんのカネを使う候補者には、当選後の四年間にその費用回収だけに熱心になる可能性があります。中には、今までの仕事よりも収入が増えるので、「市会議員に就職するつもりでは?」と疑われる候補者もいると聞きます。
 
 市民の皆様には、今まで当サイトで提供してきた各候補に関する情報や、今後、選挙公報で公開される公約を十分に確認した上で、市議選の投票に望んでいただきたいと思います。
 
/以上