「開かれた市政をつくる市民の会(鳥取市)」編集者ブログ

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「安保法案はいけない!」県民大集会報告

 昨日の8/2(日)の午後、鳥取市久松公園で行われた「安保法制反対県民大集会」に参加してみました。
 昨日の鳥取市の気温は、14h現在で35℃超!しかし開催時刻の13::30の少し前に現地に到着してみると、会場の県立博物館前の芝生の公園には予想していたよりもはるかに多い参加者が集まっていました。
 参加者の構成ですが、「こんな暑い日に、ここまで出かけてきて大丈夫?」と心配になるような高齢の方から、高校生や大学生くらいにしか見えない若年層、さらにお父さんやお母さんと一緒に来た子供たちまでたいへんバラエティに富んでいました。

 まず最初に、主催者である鳥取県弁護士会会長の足立珠希さん(女性)より開会あいさつ。続いて、慶応大名誉教授・弁護士の小林節氏からスピーチをいただきました。現在は連日各地を回って講演をされているとのこと。前日は新潟に行かれたとのこと。

鳥取県選出の石破大臣は、慶応の後輩で昔から付き合いがある。安倍総理の要請にもかかわらず彼が安保法制相を固辞したのは、この安保法制の内容があまりにもヒドイからだと思う。

・国会で参考人として発言してからは、都内を歩いていると知らない女性(ただし、すべて高齢者)から次々に握手を求められるようになった。今が人生で一番モテている。

・今回の安保法制案は、自衛隊を「米軍を補助する二軍」として位置づけようとするもの。だまされてはいけない。

・自分は元々は改憲論者であったが、世界各地を回っていると、大国でありながら70年間も戦争をしていない日本の「平和ブランド」は、世界各国から大変に評価されていると感じるようになった。この評価をこわしてはならない。

・昔から何人もの自民党議員と付き合いがあるが、以前は「先生、先生」と下にも置かないようなていねいな対応であった。しかし今回、参考人として国会で発言したら、その態度が豹変。「たかが学者の言うことなど聞く必要はない」と言い始めた。政治家が一番恐れるのは選挙で落選することである。もう一度政権交代を起こして、この連中をトッチめてやらないといけない。

等々、江戸っ子らしい歯切れのよい言葉で、ユーモアも交えてわかりやすく説明していただきました。
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 続いて、鳥大の学生さん、鳥取市内のママさん達のグループ、境港市の元自衛官の方から力強いスピーチをいただきました。ママさんグループのスピーチは自作の唄付きでした。

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また、参加した全員でいっせいに「いけん」の紙を掲げるというデモンストレーションも実施しました。鳥取県民には自明ですが、「いけん」とは鳥取の方言で「ダメ!」と言う意味です。

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主催者発表によると参加者は約1300人、暑い芝生の上を避けて松の木陰や休憩舎の中から講演を聞く人も多く、博物館前の久松公園は人で埋め尽くされていました。

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 続いてとりぎん文化会館前に再集合し、ここから鳥取駅までの若桜街道をパレード。集会参加者のほとんどが行進にも参加したようで、鳥取市内では近年に類を見ない大行進となりました。

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 行進の先頭が駅に近づいても、最後尾はまだ市役所付近にいるというほどの長さでした。残念だったのは、駅からのメインストリートである若桜街道を歩いている人の数が、行進参加者に比べて圧倒的に少なかったこと。北ジャスコの周りを歩いたほうがずっと効果があるのでは?

 あまりの暑さで大変疲れましたが、このイベントを企画し主催された弁護士会の皆さま、酷暑の中を参加された皆さま、本当にご苦労様でした。

/以上