「開かれた市政をつくる市民の会(鳥取市)」編集者ブログ

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再び、熊本大地震について

昨夜のTVニュースのようだが、非常に興味深い指摘があったので紹介しておきます。
 
教授の口ぶりにはあえて言葉を濁しているようなところがあるが、その概要は以下。

・この辺りは断層集中地帯であり、断層が次々に連鎖して地震を起こしており、なかなか収まらない。
・北東の方に連鎖していくと、伊方原発付近まで地震が行く可能性がある。
・陸が開きつつある場所なので、今後、阿蘇や島原の火山活動が活発化するかもしれない。

伊方原発は停止中だが、川内原発は稼働中。リスクが疑われる以上、川内も即刻停止すべきでしょう。ところが昨日、原子力規制委は川内原発を停止しないことを決定。

内容を読むと、「熊本で起こっている地震なので、今のところ川内での揺れは少ないから停止させなくてよい」と言っているだけの噴飯もの。今後、川内の近くでの地震発生が懸念されることが問題なのだが・・。問題点のすりかえという手法を使った、官僚の責任逃れの典型的な例と言ってよい。

もっとも、官僚に想像力まで要求するのは酷なのかも知れない。想像力と先見性を必要とするのは政権内部の政治家。具体的には、原子力規制委の直接の上司にあたる丸川環境相、さらにその上司の安倍総理である。

彼らが今日以降も、「専門家の判断に任せる」として自らの責任を放棄するようであれば、リスクはさらに高まるだろう。この二人の、想像力、先見能力、国民に対する責任能力の欠如を示すことになるだろう。

/以上