「開かれた市政をつくる市民の会(鳥取市)」編集者ブログ

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My favorite songs(8)

 私の好きな歌の八回目。

 先週の約一週間、自宅ではネットに接続できなくなっていました。今までよりもコストの安い接続業者に乗り換える際、当方の思い違いもあり、接続用機器がしばらく届かなかったためでした。出先で接続することはできたので、必要なメールやら何やらへの対応に問題は無かったものの、一番の不満はYoutubeに接続できなかったこと。自分のネット依存の度合いが深まっていることをあらためて再認識しました。

 この正月以来、先回に紹介したハンバートハンバートにすっかりはまってしまい、毎日のようにYoutube経由で聞いていました。CDは既に購入したものの、Youtubeで画像と一緒に聞くのと、CDで曲だけ聞くのとでは受けるイメージが全然違う。映像の影響力についてもあらためて認識した次第。

 先回に続いて、ハンバートハンバートの曲を紹介したいと思います。今回はさほど有名でない曲 (彼ら自体、まだまだ無名の存在なのですが・・)を中心にしました。

① この街
 ふるさとを離れる唄。

 恋人との約束の唄。

 好きな人との別れの唄。

 失恋の歌だが、美しい。

 先週の4/5に加川良さんが急性白血病で急逝されたとのこと。自分は高三の頃、彼の歌をコピーしてヘタクソなギターを弾きながら歌っていました。アル中で死んだ高田渡、自殺した西岡恭蔵など、フォーク全盛世代の主役たちは早く亡くなる傾向があるみたい。寂しいです。
この曲の中では、彼と佐野遊穂さんが次のように歌っています。
「君は、君のことが、好きでありますように・・・、
  僕は、僕のことが、好きでありますように・・・。」

若いころにはよく判らなかったが、今になって思えば、この状態こそが人生の理想なのでしょう。

 佐藤良成さんのフィドル(バイオリン)が心地よい。遊穂さん、可愛い!

 幸せなカップルの唄。

 なんて美しい音色・・・。

 彼らの唄の魅力は、暖かくて、さびしくて、聞いているうちに、悲しくも無いのに何故か涙が出てきてしまうこと。彼らの唄の背景には、時々、死の影が垣間見えているということがその主な理由なのかもしれない。

 ハンバートハンバートのように、人の死の事も多く含めて歌える歌手はめったに出てこないでしょう。日本の過去の歴史でも、あまり前例がなかったのかもしれない。

 彼らの歌の背後には、人は必ず死ぬ、はかない存在であるという認識がいつもあるように感じる。だからこそ、人を愛することのはかなさと愛への渇望が、歌の中でくっきりと浮き出て来るのだろう。

 ハンバートハンバートは、もっと高く評価されてよいグループだと思います。大げさな言い方ですが、彼らが今以上に評価されるようになった時、この国は今よりももっと住みやすい場所になっているのではないでしょうか。

/以上