「開かれた市政をつくる市民の会(鳥取市)」編集者ブログ

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本日、 鳥取市議会建設水道委員会で水道料金値上げ案が可決!

 本日10時から建設水道委員会が開催され、水道料金値上げ案の審議と採決が行われました。筆者も傍聴してきたので、その概要を報告します。この委員会の傍聴者は普段はほぼゼロなのですが、この日は値上げ案の採決のためか二十名近い傍聴者が詰めかけていました。

(1)同委員会の構成
 建設水道委員会は、現在は八名で構成されています。橋尾議員が委員長、以下(敬称略)、下村、山田、寺坂、長坂、吉田、星見、平野の七名が委員です。各委員の所属会派については次のサイトから確認できます。


(2)水道料金値上げ案の審議・採決
 平均18.4%、一般標準世帯に限れば25%もの大幅値上げなのですが、この委員会での委員間の討論は全くありませんでした。市水道局の担当者に対する委員からの事実確認の質問が何件かあったのみでした。
 値上げ案に関する討論が皆無であるということは、当然、委員全員が値上げに賛成することを意味しています。その予想通り、採決では七名の委員全員がこの水道料金値上げにあっさりと賛成を表明しました。

(3)感想
 質疑の中で、何人かの委員が、「値上げ決定後に行われる予定の市民説明会では、市民に十分に値上げの背景の説明をつくすように・・・」と発言していました。 でも、この発言自体が全く無責任だと思います。

 市民の直接的負担を増やすことになる値上げ案に賛成する以上は、賛成する自分自身の責任で、少なくとも自分の支援者に対しては、自分の言葉をつくしてなぜ賛成したのかを説明するのが市民に選ばれた議員としての責任ではないでしょうか?値上げ案に賛成しておきながら、自分の説明責任を放棄して市の担当者にゲタを預けるようでは、支持者に対し実に無責任と言わざるを得ません。

 9/22に予定されている採決では、会派構成から見て、おそらく圧倒的多数で値上げ案が可決されて水道料金値上げが正式に決まることになるでしょう。しかし、値上げに賛成しようとしている議員諸氏には、市が開催を予定している市民説明会に出席し、自分が賛成した理由を市民に対して判りやすく説明する責任があると思います。

 参考までに、市内各所で行われる予定の水道料金値上げに関する市民説明会(11/15~11/29)の日程を下に示しておきます。できるだけ多くの市民が説明会に参加して、納得がいくまで市側の説明を問いただしましょう。
 
 本日示された料金改定内容その他についても、下に示しておきます。
 
 9/22の採決前には、もう少しは中味のある討論を期待できるのでしょうか?
 
/以上