「開かれた市政をつくる市民の会(鳥取市)」編集者ブログ

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政局はドロドロに!さて、どこに入れる?

この三日ほどの間に政局は一気に流動化。
ニュースの見出しを見るだけでは、何が何だかよくわからない。

 民進党が「小池フルイ」にかけられて分裂しそうだが、ある意味でよいことだと思う。政策の似た者同士が一つの政党にまとまることで、政治がわかりやすくなる。
政権交代」のスローガンで主義主張がバラバラな政治家が寄り集まってできた政党が旧民主党なのだから、政権を獲ったら機能不全に陥るのは最初から眼に見えていた。それでも、当時、自民党にうんざりしていた無党派層が一気に民主党に投票した。何だか、今の流れはあの時とそっくりだ。

 一つ言えるのは、小池百合子は何だかウサンクサイということ。自分の権力拡大のためには、平気で主義主張を変える。

 「希望の党」も旧民主党と結局は同じだという意見もあるが、違うのは、旧民主党では党員各自がバラバラな方向を向いていたが、希望の党では党首自身の主張が時間とともにバラバラな方向を向くだろうということ。参加した党員は、はたして党首についていけるのだろうか。原発廃止には筆者も賛成するが、選挙が終わったらどうなることやら。消費税増税延期の公約もまたしかりである。

 かと言って、居丈高でごうまんで無能な安倍の顔を、これからも毎日のニュースで見つづけなければならないのも実に苦痛だ。筆者のような無党派層は、10/22にどの党に投票するか、いまから悩むことになる。(鳥取一区については、すでに結果は明白だから悩む必要はないが)

 ここ数日で読んだ記事の中でもっとも共感したのは、小田嶋氏の次の記事だ。

 特に、文末の以下の所が印象的だ。
「矜持を持った優秀な人間が誰も政治家を目指さず、卑しい人間と、アタマの悪い人たちのポスターだけが路上の風に吹かれる時代を誰が望んだというわけでもないのだろうが、現実に、いま、私たちはそういう時代に生きている。」

 ただし、こういう時代を作ってしまった責任の大半は、過去の私たちの「その場の雰囲気に流された」投票行動の結果にあることも確かだろう。劣化が進む政治家集団の中をよく見て、長期的視野で国の将来を考えている人物、政治的出世のために主張をコロコロと変えたりはしない人物を選び出すしかないのだろう。

/以上