「開かれた市政をつくる市民の会(鳥取市)」編集者ブログ

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新型コロナウィルス肺炎は長引きそう

毎回コロナウィルスの話になってしまい申し訳ないが、当初思っていたよりも事態は深刻化しそうです。次の記事を読んでそう思いました。

国内の事例から分かった新型コロナの深刻度~ウイルスとの戦いは年単位か

記事の内容を要約すると次のようになります。

・クルーズ船での感染状況からみて、感染した高齢者の約5%が重症化、ICU(集中治療室)での処置が必要となる。

・感染者をICUに入れると、他の病気による重症患者がICUを利用できなくなる。その結果、通常ならば救えていた一般患者を救えなくなるケースも出てくる。

・近い距離での会話や家庭内が感染のリスクが高い。屋外でのスポーツイベントや電車での感染リスクは工夫すれば低くなるはず。

・一斉休校はやめる時の条件設定が難しい。「感染を恐れながらも日常生活に戻る」ことが必要。

以上、「一番怖いのは、感染者が増えて病院がいっぱいになり医療体制が崩壊してしまうこと」というのが、公衆衛生学の専門家である和田先生のお話でした。やはり、極力感染しないようにするしかないのでしょう。

「自分は若いから大丈夫」と無頓着に歩き回って感染を広げてしまっては、結果的に自分自身にも、将来そのツケが回ってくることになりかねない。

もう一つ記事を紹介しておきます。最近は、中国での感染者数の増加がゆるやかになりつつあるようだが(例によって政府による情報操作の可能性もある)、その背景にある現地での徹底した感染予防策のルポ。南京市で映像制作を仕事としている日本人によるものです。

街中で体温検査 「新規感染者ゼロの街」新型コロナ封じ込め徹底する中国・南京を歩く

「人権無視の中国だから可能、日本では無理」という声が挙がって当然の内容ですが、日本でも今後感染が広まり続けるのであれば、同様の対策を取らざるを得なくなるかもしれない。タクシーの中をビニールで仕切るというのは、日本でもすぐにできる対策だと思います。

/P太拝