「開かれた市政をつくる市民の会(鳥取市)」編集者ブログ

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鳥取県沖の海底断層について

今年の元旦に発生した能登半島地震(マグニチュード7.6)をきっかけにあらためて地震に関する情報を調べてみたところ、自分にとって初めて知った情報がありました。 鳥取県の海岸線のほぼ全長にわたって、岸から10~25kmの沖合に長大な断層が連なっていると…

地震が明らかにした 風力発電の「騒音?」問題の原因

今回もまた地震にまつわる話ですが、話の行き着く先は、先回までとは違って原発の危険性ではありません。今回の話の行き先は風力発電。以前にも取り上げたことがある、風車による「騒音」問題です。 元旦に起きた能登半島地震を新潟側で体験された鳥取大学工…

原発からの「核のゴミ」処分場問題・テロの脅威

先週の1/17に1995年に阪神淡路大震災が発生してから28年目を迎えました。 あの日の朝六時前、自宅の二階で寝ていたら、遠くから次第に振動が近づいてくるの気づいて目が覚め、飛び起きたことを覚えています。恐怖を感じるほどの揺れではなかったものの、今年…

中国四国地方の原発と活断層の位置関係

「新年あけましておめでとう」と言いたい所ですが、新年早々の元旦の夕方に大地震が起こってしまいました。 ちょうどサッカーの日本対タイの親善試合中継を見終わった頃、室内の天井の照明が揺れ始めた。かなりの振幅で揺れたので近くでの地震かと思ったが、…

英語教育がもっと必要な日本

今年の春以降、なにかと忙しくてしているうちにもう半年以上も当ブログを更新していませんでした。やっと時間が取れるようになってきたので投稿を再開したいと思います。以前と同様、取り扱う話題が雑多を極めることになるでしょうが、眼を通していただけれ…

My favorite songs(18) 加川良

今年の二月、このブログの先々回の記事の原稿を書くために、過去の殺人事件に関する大量の記事をずっと読んでいた。その内容のむごたらしさにうんざりしていた頃、頭の中に浮かんできたのが加川良さんの歌の歌詞だった。特に以下に紹介する中の最初の二曲が…

1970年代は今よりもはるかに自由だった

ふだんはまる一日テレビを見ない日も多いが、一昨日の日曜日の夜、先日のWBC中継以来、久しぶりにテレビを見た。NHKの恐竜特集番組である。 19h半からの「ダーウィンが来た」と21h台からの特集番組の二つに分かれて「6600万年前の隕石衝突後も、一部の恐竜は…

三代ごとに政府が潰れる国(4)-犯罪の動機-

このシリーズ記事は、元々は昭和戦後~現代と明治~昭和戦前の各分野における共通点を探ろうという視点で始めたものです。 しかし、犯罪について時代を越えた共通点を探ろうとしたところ、戦前の犯罪記録はわずかしか残ってないことが判りました。明治時代に…

三代ごとに政府が潰れる国(3)-犯罪の発生傾向-

先回は戦後日本の政治の劣化について見てきました。では、戦後の日本の社会面はどうなのでしょうか。社会が安定に向かっているかどうかは、その国の犯罪件数の増減で判断することができるでしょう。今回は主に戦後の日本の犯罪件数の推移について調べてみる…

三代ごとに政府が潰れる国(2)-世襲政治家の蔓延-

最近は、自分の子供を公務員の要職に手前勝手に任命する政治家がやたらと増えていて、「これでも国のリーダーか、よくも恥ずかしくないものだ」と腹立たしく感じることが増えました。今の日本は建前としては民主主義国家のはずなのだが、いつのまにか「総理…

三代ごとに政府が潰れる国(1)-年表の比較-

近頃、よく聞くのが「今の時代は戦前によく似ている」という話。そこで最近の出来事と戦前のそれとを比較してみようと思い立ちました。この二か月ほどの間、暇な時に少しずつ調べて表を作成。下に示すのがその比較年表です。 表-1 江戸時代末期、明治~昭…

「見えた 何が 永遠が -立花隆 最後の旅 完全版-」を見た

明けましておめでとうございます。 新年なので、おめでたい話題を書きたいところですが、どう考えても、このままでは日本という国の衰退は止まりそうにない。箱根駅伝じゃないが、我が鳥取市なんぞは、その衰退レースの先頭グループを走っていると言ってよか…

ゼロコロナ政策を撤廃した中国の行方は?

一昨日夜のWカップの決勝戦、アルゼンチン対フランスの試合は本当にすごかったですね!特にサッカーファンというわけではないが、日本代表の試合は時々見てはいるものの、あんなに一瞬たりとも眼が話せない試合というのは、今までに一度も見たことが無かっ…

今回の鳥取市市議選の結果について

11/20(日)に鳥取市の市会議員選挙が行なわれました。この機会に、久しぶりに鳥取市政について取り上げてみたいと思います。「日本の風力発電の未来」シリーズ記事については、あと一回、「風力に替わる再生可能エネルギーは?」の内容で書く予定です…

日本の風力発電の未来(3)-温暖化の風力への影響、日本の洋上・陸上風力の現状-

先回からの続きです。 (4)温暖化の風力への影響 英国やデンマークなどの北海周辺諸国が風力発電に熱心に取り組んでいる背景には、この地域が人口稠密で電力需要が大きいこと、さらに一年を通じて偏西風が吹き冬季には特に強くなるために風力発電に有利で…

日本の風力発電の未来(2)-最近の円安(続き)-

先回の記事を書いた時に最近の円安について取り上げましたが、その原因についてもう少し深く掘り下げたいと思い、引き続き調べていました。その結果がある程度見えてきたので、予定を変更して再び円安について取り上げてみたいと思います。 (3)最近の円安…

日本の風力発電の未来(1)-鳥取市内の風力発電計画、風力発電のコスト、最近の円安-

先週初めからこの十日ほどの間に筆者が一番注目したのは、何と言っても中国共産党大会における習近平の独裁体制の確立であった。 周りをイエスマンだらけで固めてしまった彼を停めるものはもはや誰もいない。習が念願とする台湾侵攻も、従来の2027年頃との米…

ベトナムを訪問しての感想

(1)ベトナム社会における女性の地位 ベトナムのハノイに三日間いて感じたのは、「この社会には、暗黙の了解のようなものが確かにある」ということだった。そう感じたのは、今回の連載シリーズの第一回目で既に述べたように、歩行者が車やバイクが切れ目な…

2019年のベトナム(4)

ハノイ滞在も三日目、今日が最終日。 同行の友人はアメリカの何十回もの北爆に耐えて残ったロンビエン橋(ハノイ駅からHanoi railway street を経ての鉄道も通っている)を見にいくとのこと。自分はやはり金正恩を見てみたかったので、今日も別行動をとるこ…

2019年のベトナム(3)

先回からの続き。ハノイでの二日目の午後の話です。 朝からずっと歩いていてかなり疲れた。どこかに入って昼メシを食べようということになり、例によってガイドブックを参照。ハノイ駅のすぐそばにある観光客向けの「クアン・アン・ゴン」という店は各種の春…

2019年のベトナム(2)

先回に続き、三年半前のベトナムの首都ハノイの旅行記です。 ハノイに到着して二日目、月曜日の朝、バイクの爆音で眼が覚めた。窓の外を見るとホテルの前の道路を車とバイクとがゴッチャになって巨大な流れを作っている。昨日の日曜日とは一変、平日の出勤風…

2019年のベトナム(1)

最初にちょっとだけコロナ第七波の話題・ 2022/8/25現在 https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/ より 全国 鳥取県コロナ陽性者数 累計17,153,435 44,193 死亡者数 累計 37,586 44人口(千人) 126,140 (2021) 544(2022/7)全人口比陽性者比率 13.6% 8.…

我が間接的戦争体験

毎年八月になると戦争体験に関する記事が目につくようになる。筆者は昭和20年代末の生まれなので直接の戦争体験がある訳ではないが、子供の頃には、身の回りには戦争の痕跡のようなものが濃厚に残っていたと記憶している。以下、「我が間接的戦争体験」とで…

My favorite songs(17) 別れの歌

先日にはペロシ下院議長が訪台、その直後から中国軍の台湾を取り囲んでのこれ見よがしの軍事演習が始まりました。台湾有事の予行演習というところでしょうか。 最近は習近平の三期目を確実視する記事が増えてきたものの、今の中国が感染力がさらに強まったコ…

中国の台湾侵攻の可能性について(4) -日本の安全保障体制-

(1)「台湾有事」の際に日本が攻撃される可能性 前回で述べたように、米国内の世論を考慮すれば、中国が台湾に武力侵攻する際に、侵攻する中国軍を米軍が直接攻撃する可能性は低いように思う。ただし、武力侵攻時に当然予想される中国海軍と空軍による台湾…

中国の台湾侵攻の可能性について(3) -中国の政局、侵攻時の予想シナリオ-

経済面についての前置きが長くなったが、ここでやっと今回の本題に入ることにしよう。 中国の台湾侵攻の現実可能性が高まって来たとされる大きな根拠のひとつが、2013年に発足した習近平政権の強硬な姿勢である。習近平が現在掲げている国政運営の大方針が「…

中国の台湾侵攻の可能性について(2) -各国の自給率と貿易-

先回からの続きです。 (3)各国の自給力 20世紀以降、国家間の大規模な戦争はいわゆる「総力戦」へと移行した。現代の戦争とは、自国の経済体制を極力維持しながら敵国のそれを破壊することで、結果的に軍事的優位を獲得しようとする競争であると言い換え…

中国の台湾侵攻の可能性について(1) -各国の労働人口と経済成長率の比較-

例年、今の時期は個人的に何かと忙しいことが多く、原稿を途中まで書きかけたままで一度も投稿しないうちに五月が過ぎてしまいました。 ウクライナ情勢は膠着の度合いを強めているものの、当初心配された「プーチンによる戦術核の使用」については、下の5/20…

ロシアによる核攻撃の可能性

ウクライナ各地ではロシア軍による戦争犯罪が次々に明らかになっている。先回の記事で予想したように、彼らの残虐行為(虐殺、誘拐、強姦、物品略奪)はかっての遊牧民による他民族への襲撃跡に残された惨状と同一、まさに瓜ふたつである。彼らにとってみれ…

ロシア軍の残虐性の起源

当初の予想に反してウクライナの頑強な抵抗が続き、ロシア軍がキーフ周辺から撤退を始めたことは実に朗報です。しかし、この数日の報道に見るようにロシア軍の撤退の後に市民の虐殺死体が次々と発見されており、そのニュースを聞くたびに暗たんたる気持ちに…