「開かれた市政をつくる市民の会(鳥取市)」編集者ブログ

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#原発問題・エネルギー

鳥取県沖の海底断層について

今年の元旦に発生した能登半島地震(マグニチュード7.6)をきっかけにあらためて地震に関する情報を調べてみたところ、自分にとって初めて知った情報がありました。 鳥取県の海岸線のほぼ全長にわたって、岸から10~25kmの沖合に長大な断層が連なっていると…

地震が明らかにした 風力発電の「騒音?」問題の原因

今回もまた地震にまつわる話ですが、話の行き着く先は、先回までとは違って原発の危険性ではありません。今回の話の行き先は風力発電。以前にも取り上げたことがある、風車による「騒音」問題です。 元旦に起きた能登半島地震を新潟側で体験された鳥取大学工…

原発からの「核のゴミ」処分場問題・テロの脅威

先週の1/17に1995年に阪神淡路大震災が発生してから28年目を迎えました。 あの日の朝六時前、自宅の二階で寝ていたら、遠くから次第に振動が近づいてくるの気づいて目が覚め、飛び起きたことを覚えています。恐怖を感じるほどの揺れではなかったものの、今年…

中国四国地方の原発と活断層の位置関係

「新年あけましておめでとう」と言いたい所ですが、新年早々の元旦の夕方に大地震が起こってしまいました。 ちょうどサッカーの日本対タイの親善試合中継を見終わった頃、室内の天井の照明が揺れ始めた。かなりの振幅で揺れたので近くでの地震かと思ったが、…

日本の風力発電の未来(3)-温暖化の風力への影響、日本の洋上・陸上風力の現状-

先回からの続きです。 (4)温暖化の風力への影響 英国やデンマークなどの北海周辺諸国が風力発電に熱心に取り組んでいる背景には、この地域が人口稠密で電力需要が大きいこと、さらに一年を通じて偏西風が吹き冬季には特に強くなるために風力発電に有利で…

日本の風力発電の未来(2)-最近の円安(続き)-

先回の記事を書いた時に最近の円安について取り上げましたが、その原因についてもう少し深く掘り下げたいと思い、引き続き調べていました。その結果がある程度見えてきたので、予定を変更して再び円安について取り上げてみたいと思います。 (3)最近の円安…

日本の風力発電の未来(1)-鳥取市内の風力発電計画、風力発電のコスト、最近の円安-

先週初めからこの十日ほどの間に筆者が一番注目したのは、何と言っても中国共産党大会における習近平の独裁体制の確立であった。 周りをイエスマンだらけで固めてしまった彼を停めるものはもはや誰もいない。習が念願とする台湾侵攻も、従来の2027年頃との米…

究極の悪とは

一昨日の朝、ウクライナ南部の原発がロシア軍の攻撃で火災発生とのニュースが飛び込んで来て驚愕した。昼過ぎには原子炉には異常がないとのニュースが流れて、一応ホッとはしたが。 地図を見ると、この原発の緯度は北緯45度くらいで日本でいえば北海道の北部…

鳥取市の大規模風力発電事業の問題点(9)  -日本での今後の風力発電の可能性-

子供の頃、母が定期購読していた雑誌「暮らしの手帖」を毎号熱心に読んでいた。特に料理や住宅のレイアウトの記事が好きだった。そのせいか今でも料理には何かと興味があって、面白そうなレシピを見つけると真似して作ってみたりしている。他の兄弟二人はこ…

鳥取市の大規模風力発電事業の問題点(8)   -青谷町風力発電事業の現地を確認 気高・鹿野町編-

先回は「青谷町風力発電事業」計画の青谷町側から見た影響について取り上げました。今回は気高町、鹿野町側への影響について見ていきます。 現地には昨年12月上旬と今年一月上旬の二回訪れました。以下に示す景観予想図で使用した写真は今年の一月に撮影した…

鳥取市の大規模風力発電事業の問題点(7)   -青谷町風力発電事業の現地を確認、青谷町編-

鳥取市内の二つの地域で現在計画中の大規模風力発電事業については、今年の春に六回のシリーズ記事でその問題点を指摘しました。二つの計画の中で、特に約5kmの範囲に12基もの風車を密集して設置することを計画している青谷町での計画については、周辺住民に…

鳥取市の大規模風力発電事業の問題点(6)   -地域と国の経済への影響-

風力発電の最大の問題点として低周波音による健康被害が挙げられますが、今まで見てきたように、環境省は「耳に聞こえる周波数音域」だけで環境基準を設定している現状を全く変えようとはしていません。低周波音域については、ずっと知らん振りを決め込んで…

鳥取市の大規模風力発電事業の問題点(5)  -全国各地の風車による健康被害の実例-

この風力発電に関する記事シリーズも今回で五回目。ここで全国各地での過去の風車による健康被害の実例をいったんまとめておきたいと思います。過去の事例を詳しく見ていくことで、鳥取市で計画されている風力発電事業の問題点がさらに明確になるはずです。 …

鳥取市の大規模風力発電事業の問題点(4)  -風車の超低周波騒音による健康被害の原因-

前回からの続きです。以下に示す図や表は、クリックすることで拡大できます。 風車から発生する超低周波音が人体に与える影響を詳しく見ていきます。なお、以下で使う「超低周波音」と言う用語は、通常は人間の聴覚では捉えるのが困難とされている20Hz以下の…

鳥取市の大規模風力発電事業の問題点(3)  -風車騒音による健康被害の実態-

前回からの続きです。以下に示す図や表は、クリックすることで拡大できます。 (注:当初、3/19にこの三回目の記事をアップしましたが、本日4/4に筆者の操作ミスでうっかりと記事を消してしまいました。元の原稿を頼りに再度アップしましたが、細かな点では…

鳥取市の大規模風力発電事業の問題点(2)  -予定地の現状-

前回からの続きです。 (3)風車建設予定地では林道沿いに無数の崩落 かなり暖かい日が続いた先週。そろそろ山の雪も溶けた頃と思い、初めて風車の建設予定地を訪れてみました。訪れた場所は明治地区の松上から東郷地区の高路にかけての林道。風車の誘致に…

鳥取市の大規模風力発電事業の問題点(1)  -水害への影響-

鳥取市南西部の中山間地で現在事業計画が進行中の「鳥取風力発電事業」。国内で最大級の陸上風力発電事業が突然降ってわいたかのようになぜ持ち上がったのか、そして、この事業が抱えている問題点とはいったい何なのかを調べてみたいと思います。今後数回に…

My fovorite songs (13) 森田童子

森田童子を一言で評するならば「喪失感を唄う歌手」と言ってよいのだろう。知ったのはごく最近で約半年前。これもYoutube上をフラフラと探索している最中に偶然知った。本当にYoutubeさまさまである。 経歴を見ると1970年代に活動していたとあるが、テレビな…

ミニ学習会「福島のいまと私たちの未来」に参加しました

11/30(土)に鳥取駅南の「県立人権ひろば21 ふらっと」で福島第一原発事故被災地の現状について報告する学習会があり、参加してみました。この学習会については、本ブログの11/14付の記事で既にご案内しています。 新聞やテレビの報道を時々は見てはいました…

11/30に学習会「福島のいまと私たちの未来」が開催されます

東日本大震災と福島第一原発事故が起こってから来春で早くも九年目を迎えます。最近は原発事故被災地等に関する報道もめっきりと減って来ましたが、現地の実状はどうなっているのでしょうか?「事故後に子供の甲状腺異常・がんが激増」との情報も漏れ聞こえ…

2011年以降、日本国内で先天性奇形の乳児が急増

最近読んだ中でショックを受けたのは次の記事です。 「原発事故後、先天性心疾患の手術件数14%増 世界的権威が認めた衝撃の事実 日本のメディアが報じない怪」 続編として次の記事もあります。こちらには「停留精巣」の増加率の全国マップも載っています。増…

電力の地産地消のすすめ

先回に続き、最近参加したイベントの話題です。3/9(土)に鳥取市さざんか会館で「鳥取県消費者大会 講演 -生存可能社会に向けた社会の変革-」が開催されました。 いかにもカタい題ですが、講演される京大名誉教授の内藤正明氏は長年にわたり環境問題の重要…

伊方原発の運転差し止めで見えて来るもの

鳥取市内は、今日は朝から雪。夕方にアメダスで確認したら、積雪は15cmに達したらしい。今日一日、ずっと家の中にお籠りしていて、何とも退屈でした。 「つれづれなるままにパソコンに向かいて、そこはかとなく、ブログなるものを更新・・」というところです…

「もんじゅ」の欠陥設計どころか、原発事業全体が欠陥事業!

昨日のニュース、北朝鮮のミサイル発射、日馬富士の引退など色々ありましたが、一番あきれたのは、廃炉が決まった高速増殖炉「もんじゅ」の欠陥設計でしたね。廃炉時に液体ナトリウムを抜くための穴が最初から準備されていないと言うのだから、あきれるほか…

韓国で原発事故が起こったら・・・

森友学園の関連ニュースが飛び交っていますが、一昨日のニュースランキングに載ったのは、山口敬之という人物が書いた安倍総理を擁護する記事。調べてみると、この人物は安倍晋三を賛美する本を何冊も出しており、典型的な太鼓持ちでした。自分専属のタイコ…

東芝、消滅へと一直線。 原発推進の会社の末路は皆こうなる?

かっては日本を代表する名門企業であった東芝。いよいよ企業解体への王手がかかってしまったようです。 子会社のウェスティングハウス(以下、WH)が抱えている米国二か所の原発建設遅れに伴う今年度損失が約7000億円というのが今回の債務超過の原因ですが…

熊本地震の次は阿蘇山噴火?

熊本の地震は余震の頻度が減ってきたようだが、まだまだ安心はできない。 1596年に起こった慶長地震では、伊予、豊後の次に、遠く離れた京都伏見で地震が起こっている。いずれもM7級の大地震であり、五日間のうちに立て続けに発生した。そしてその9年後の1…

川内原発即時停止を求めるキャンペーンの紹介

現在、川内原発即時稼働停止を求めるネット上での署名活動が進んでいます。 筆者は数日前に署名しました。 現在、十万人以上が賛同しており、この種のキャンベーンとしてはまれに見る急速な伸び方です。 一人でも多くの方に署名していただきたいと思います。…

再び、熊本大地震について

昨夜のTVニュースのようだが、非常に興味深い指摘があったので紹介しておきます。 「熊本大地震 一連の地震について、東大・笠原名誉教授の解説です。」 教授の口ぶりにはあえて言葉を濁しているようなところがあるが、その概要は以下。 ・この辺りは断層…

今回の熊本地震と中央構造線の関係

今回の熊本の地震では、一昨日の夜発生の地震が最大かと思っていましたが、今朝未明の地震の方がエネルギーとしては二けた以上も大きかったそうです。不運にもこの災害に巻き込まれ亡くなられた方々には、深くお悔やみ申し上げます。 今夜、今現在、鳥取でも…