「開かれた市政をつくる市民の会(鳥取市)」編集者ブログ

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#地震・水害

鳥取県沖の海底断層について

今年の元旦に発生した能登半島地震(マグニチュード7.6)をきっかけにあらためて地震に関する情報を調べてみたところ、自分にとって初めて知った情報がありました。 鳥取県の海岸線のほぼ全長にわたって、岸から10~25kmの沖合に長大な断層が連なっていると…

地震が明らかにした 風力発電の「騒音?」問題の原因

今回もまた地震にまつわる話ですが、話の行き着く先は、先回までとは違って原発の危険性ではありません。今回の話の行き先は風力発電。以前にも取り上げたことがある、風車による「騒音」問題です。 元旦に起きた能登半島地震を新潟側で体験された鳥取大学工…

原発からの「核のゴミ」処分場問題・テロの脅威

先週の1/17に1995年に阪神淡路大震災が発生してから28年目を迎えました。 あの日の朝六時前、自宅の二階で寝ていたら、遠くから次第に振動が近づいてくるの気づいて目が覚め、飛び起きたことを覚えています。恐怖を感じるほどの揺れではなかったものの、今年…

中国四国地方の原発と活断層の位置関係

「新年あけましておめでとう」と言いたい所ですが、新年早々の元旦の夕方に大地震が起こってしまいました。 ちょうどサッカーの日本対タイの親善試合中継を見終わった頃、室内の天井の照明が揺れ始めた。かなりの振幅で揺れたので近くでの地震かと思ったが、…

野坂川が氾濫する条件

先週の月曜日の7/12に中国地方は梅雨明けとなりましたが、先々週の県内では激しい雨が降り続きました。直接の死者は出なかったものの、7/7には鳥取市内の多くの地域に対して避難指示が発令されました。 対象となる人数は7/7の夜の時点で最大で、下の図-1に…

鳥取市の大規模風力発電事業の問題点(2)  -予定地の現状-

前回からの続きです。 (3)風車建設予定地では林道沿いに無数の崩落 かなり暖かい日が続いた先週。そろそろ山の雪も溶けた頃と思い、初めて風車の建設予定地を訪れてみました。訪れた場所は明治地区の松上から東郷地区の高路にかけての林道。風車の誘致に…

鳥取市の大規模風力発電事業の問題点(1)  -水害への影響-

鳥取市南西部の中山間地で現在事業計画が進行中の「鳥取風力発電事業」。国内で最大級の陸上風力発電事業が突然降ってわいたかのようになぜ持ち上がったのか、そして、この事業が抱えている問題点とはいったい何なのかを調べてみたいと思います。今後数回に…

台風19号による決壊の大部分は本・支流の合流付近

またまた水害関連の話題になってしまいますが、昨日の朝日新聞の第一面に、10/12に上陸した台風19号がもたらした水害の分析結果に関する記事が載っていました。読んでいない方のために、以下、記事の一部を抜粋しておきましょう。なお、記事の前半部分は下記…

170億円を投じて建設したが、肝心の時に役立たずに終わった「巨大防災施設」

九月から十月にかけて、関東地方は台風15号、19号、さらに21号に伴う大雨と大変な被害に見舞われました。先月末、これらの被害に関連する注目すべき記事を読んだので、以下紹介します。 「茨城・台風直撃なのに170億円投入の防災アリーナが役立たず 市民から…

鳥取市の現在の水害ハザードマップ

先日の10/27の日曜日、鳥取市内の天気予報は「曇りのち晴れ」のはずだったのに、10h頃には猛烈なにわか雨が降った。おかげで午前中の予定が狂ってしまった。いよいよ時雨のシーズンに入ったようだ。ふと思い立ってその日の日本海の海水温を調べてみた。 「日…

台風24号は去って行ったが・・。

昨夜の台風24号は、県東部ではそれほどの被害も残さず北へと去っていきました。ただし、県西部と中部ではかなりの雨量があったとのことで、琴浦町では、道路の崩壊に巻き込まれた軽トラに乗っていた方が不幸にも亡くなられたそうです。お悔やみもうしあげま…

鳥取市の防災行政無線は、いったい何の役に立っているのか?

今日は朝から一日中サウナに入っているような暑さでした。夕方のTVニュースによると、鳥取空港での気温は午後には39℃を越えたそうです。 このフェーン現象をもたらした二つの台風ですが、19号は黄海方面にそれたものの、続いて20号が日本本土に来襲。現…

鳥取市の業務、民間への丸投げはどこまで進む?

本日夕刻、台風12号は伊豆諸島にあり西進中とのこと。明日の午前中には鳥取県に最も接近するそうです。今月上旬の豪雨(智頭町で累計500mm超)ほどには降らないでしょうが、その半分近くまで降るとの予測もあります。崩れたところがさらに崩れる可能性もあり…

台風21号通過直後の千代川

日曜日10/22の深夜、台風21号が四国から東海の太平洋岸をかすめて翌10/23未明に静岡県に上陸しました。鳥取県東部では、10/21からこの台風の影響で雨が降り始め、10/23にかけてかなりの雨量を記録しました。 昨年秋に「市民の会」では鳥取市の「新庁舎の防災…

山陰地方は決して地震が少ない地域ではない!

すでにご覧になった方も多いと思うが、西日本でのひずみがたまりやすい地盤の分布が昨日発表されたとのこと。一応紹介しておきます。 「地盤の「ひずみ」、山陰や四国など集中か 地震の引き金」 注目されるのは、島根県東部から京都府北部にかけて、ひずみが…

熊本地震の次は阿蘇山噴火?

熊本の地震は余震の頻度が減ってきたようだが、まだまだ安心はできない。 1596年に起こった慶長地震では、伊予、豊後の次に、遠く離れた京都伏見で地震が起こっている。いずれもM7級の大地震であり、五日間のうちに立て続けに発生した。そしてその9年後の1…

川内原発即時停止を求めるキャンペーンの紹介

現在、川内原発即時稼働停止を求めるネット上での署名活動が進んでいます。 筆者は数日前に署名しました。 現在、十万人以上が賛同しており、この種のキャンベーンとしてはまれに見る急速な伸び方です。 一人でも多くの方に署名していただきたいと思います。…

再び、熊本大地震について

昨夜のTVニュースのようだが、非常に興味深い指摘があったので紹介しておきます。 「熊本大地震 一連の地震について、東大・笠原名誉教授の解説です。」 教授の口ぶりにはあえて言葉を濁しているようなところがあるが、その概要は以下。 ・この辺りは断層…

今回の熊本地震と中央構造線の関係

今回の熊本の地震では、一昨日の夜発生の地震が最大かと思っていましたが、今朝未明の地震の方がエネルギーとしては二けた以上も大きかったそうです。不運にもこの災害に巻き込まれ亡くなられた方々には、深くお悔やみ申し上げます。 今夜、今現在、鳥取でも…

やはり、原発再稼働は止めよう!(3)

「原発再稼働は止めよう」という記事は今年の3/9と3/14にすでに書いていますが、もう一回追加します。 先日、「日経サイエンス」(2015年4月号)という雑誌を読んでいたら、過去の巨大噴火の被災範囲と原発設置場所を一緒に載せた図がありました。 一番上の図…

鳥取市の水害は九月と十月に集中

ちょうど一週間前の9/10に鬼怒川の堤防が決壊して大水害となりましたが、同じ日に鳥取市周辺にも洪水警報が発令されていました。 筆者は当日の朝10時前に千代川にかかる千代大橋を通りましたが、警戒水位まではまだ3m以上の余裕がありました。ただし…