「開かれた市政をつくる市民の会(鳥取市)」編集者ブログ

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#地方自治

人口急減が止まらない鳥取市

一昨日の夜は中秋の名月。昼間晴れて期待していたのに、夜には厚い雲に邪魔されてお月様を拝めず残念。昨夜は快晴でようやく拝めましたが、まん丸ではなくて若干面長に見えたお月様でした。 さて、最近、鳥取ネタをまた一つ見つけました。今回は漫画、下の図…

コロナ敗戦の原因(3)

最近はできるだけ毎日、大谷選手の試合を見るようにしています。朝、その日の放映時間を見てから仕事の時間をずらすこともたびたびあります。先日のヤンキース戦の登板では、一回も持たずに七失点と残念な結果に終わりました。しかし、失敗を後に引きずらな…

新刊書の紹介、「水道が危ない」

先月末の10/30付で朝日選書より「水道が危ない」という新書が刊行されました。この本では、鳥取市が住民の反対を押し切って建設した巨大浄水場についても触れています。以下に概要を紹介します。 著者の菊池明敏氏は、岩手県北上市に勤務の頃に全国に先駆け…

170億円を投じて建設したが、肝心の時に役立たずに終わった「巨大防災施設」

九月から十月にかけて、関東地方は台風15号、19号、さらに21号に伴う大雨と大変な被害に見舞われました。先月末、これらの被害に関連する注目すべき記事を読んだので、以下紹介します。 「茨城・台風直撃なのに170億円投入の防災アリーナが役立たず 市民から…

とっとり地域自治研究所 第二回フォーラムの報告

10/12(土)、台風12号が関東地方に接近、鳥取市でも雨と強風が吹き荒れる中、とっとり自治研主催の「フォーラム 人口減少に負けない地域づくり」が開催されました。鳥取西道路は閉鎖、JR山陰線や因美線も運休となる悪天候にもかかわらず80名強の参加者を得て…

10/12(土)に「人口減少に負けない地域づくり」をとりぎん文化会館で開催します。

昨年秋に「とっとり地域自治研究所」が発足、筆者は個人の立場で既に会員になっています。 昨年五月、まだ準備段階にあったこの研究所がフォーラムを開催、その内容は昨年5/15の当ブログの記事で既に紹介していますが、特に日南町と鳥取市鹿野町による町おこ…

「人口減少対策」フォーラムの報告

先週末の5/12土曜日の午後、鳥取市のとりぎん文化会館で行われた「人口減少に負けない地域づくりを考える」フォーラムに参加してみました。主催は「とっとり地域自治研究所(設立準備会)」という団体です。約100人の参加があり、なかなかの盛況でした。概…

理想的な自治体首長とは?(3)

望ましい自治体首長の実例を紹介する三回目の記事です。過去二回では過疎と人口減少に直面する二つの町を紹介ました。打って変わって今回は、人口急増中の街、愛知県の長久手(ながくて)市の紹介です。 長久手市の人口は、現在約六万人。名古屋市の東隣に位…

理想的な自治体首長とは?(2)

自治体の首長はどんな人が望ましいのか?先回に引き続いて、他の自治体の例を紹介しましょう。今回は福島県の矢祭町、根本前町長のお話。小泉内閣が平成大合併を推進する渦中、2001年に「合併しない宣言」を発表して一躍全国的に有名になった人物です。 同町…

理想的な自治体首長とは?(1)

早いもので、市内を三分した前回の鳥取市長選挙から既に三年が経ちました。この先、何も無ければ、来年の四月には次の市長選が行われることになります。 筆者が「市民の会」の活動を手伝うようになってから、約四年が経過しようとしていますが、この間に感じ…

秋葉原は豊洲を越える闇!?石原とゼネコンの癒着が次第に明らかに

先ほど、このニュースを読んで、ホトホトあきれましたね。豊洲問題には先例があったようです。 「小池百合子参謀が「内偵していた」と明言 「秋葉原再開発」爆弾」 以下、この記事を抜粋。 *********************************************************** ・…

都知事選に出馬する増田寛也とは?

都知事選に出馬することを表明した増田寛也という人物をよく知らなかったので、調べてみました。まあ、元岩手県知事で総務相も務めた人物、地方自治に詳しいということくらいは知っていましたが・・・。 真っ先に目に付いたのは次の記事。 「岩手に残した借…

市会議員は何サマ? 富山市で市会議員の報酬大幅アップを決定!

いまどきあり得ない話を見つけたので紹介します。 少し前のニュース(今月6月中旬)になりますが、富山市議会では、市会議員の報酬を従来の月60万円から月70万円へのアップを賛成多数で可決したとのこと。 時を同じくして、東京では升添都知事が世論に徹底…

6/4福島氏の講演会に行ってきました

6/4(土)に鳥取市文化ホールで開催された、福島浩彦さんの講演会「真の地方再生を考えるフォーラム」に参加しました。来月の参院選地方区の鳥取・島根合区に出馬する予定の福島氏ですが、今回のフォーラムは地方自治のあり方に関するもの。元我孫子市長の同氏…

あの号泣議員が県議に当選できたわけ

元兵庫県議の野々村被告の裁判が進行中。懲役三年を求刑されたそうです。2014年7月の不明瞭支出の釈明会見での号泣シーンは全世界に配信されました。 この号泣会見を見た中国政府の幹部、「わが国の一党独裁の方が、あんな議員を選んだ日本の民主主義よりも…

東京都豊島区新庁舎、建設費は実質ゼロ円!

庁舎新築に関して興味深い記事があったのでご紹介します。東京の豊島区が実質的に区民の負担ゼロで新庁舎の建設を行ったとの記事です。 「「実質0円」で建設した東京・豊島区新庁舎 ハコモノ計画に一石」 詳しい内容は上のサイトの記事を一読していただけれ…

議員報酬は高いのか、安いのか?

来月の4/12(日)は鳥取県の知事選と県議選の投票日です。これからしばらくの間、県政についての記事を中心に掲載してみようと思います。 去年の夏、兵庫県西宮市選出の「号泣議員」、野々村県会議員が話題になりましたね。このニュースは海外でも非常に関心を…

強いまちはどこが違うのか?(2)

先回に続き、内閣府作成の「市区町村別経済指標」について。この中には鳥取県内各市町村の経済指標も載っています。元のエクセルデータは次のサイトからダウンロードできます。 内閣府 市町村別 人口・経済関係データ このページの下の方の、 「経済指標」の…

「強いまち」はどこが違うのか?(1)

先日2/24の日経新聞に「強いまち データは語る(1) 時代の変化先取り 6次産業化/世界に市場 」という記事が載っていました。この中では、内閣府が作成した「市区町村別経済指標」にもとづいて、2000年からの十年間で経済指標が改善した自治体トップ…

特産品で地方創生ができるという「幻想」

昨年末12/24の投稿「リアルな地方創生は補助金に頼らない!」で紹介した東洋経済オンラインの記事の筆者、地域活性化伝道師の木下氏が、また面白い記事を書いていました。以下、紹介します。 「特産品で地方創生ができるという「幻想」」 「行政の補助金を使…

「地方創生政策」は、本当に地方を豊かにするのか?

日曜日の朝、何とも残念なニュースが飛び込んできました。イスラム国の人質となっていた後藤健二さんが殺害されてしまいました。 大変優秀なジャーナリストであったようです。各方面から、彼の死を悼む声が上がっています。以下、私が読んだ記事の中で共感し…

住民に寄り添う真の議会を創り上げた飯綱町

市庁舎整備問題をきっかけとして、時々鳥取市議会の傍聴に行くようになりました。聞いていて感じたのは、市庁舎新築移転に賛成している議員の発言のレベルの低さです。 「新築移転は喫緊の課題である!」と念仏のように繰り返すばかりで、住民投票で市民に支…

隠岐島前の海士町

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いいたします。 昨日夜のNHKのクローズアップ現代で面白い報道がありました。タイトルは、「地方から日本を考える-人口増に沸く離島」です。紹介されていたのは次の二つの自治体です。…

「リアルな地方創生は補助金に頼らない!」、まして合併特例債には・・。

また面白い記事を見つけたのでご紹介します。 この記事を書いた人は「内閣官房 地域活性化伝道師」という肩書の、いわば安倍内閣のインサイダーです。そのような立場の人が、従来の地方自治体への補助金事業の内容をコテンパンにやっつけています。以下、そ…

市庁舎の豪華さでは中国が日本に圧勝!

先日紹介した「栃木市役所が百貨店と同居」の記事が、さっそく中国のニュースサイトでも皮肉をこめて取り上げられていました。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141209-00000028-xinhua-cn 筆者は二年ほど前まで、仕事で中国の各都市を年に数か所は訪問…

百貨店と市役所、異例の同居

先日の新聞に面白い記事が載っていたので紹介します。以下、その一部を抜粋。 「人口16万人の栃木県栃木市。3月にオープンした東武百貨店の入り口には「TOBU」のロゴと並んで「栃木市役所」の文字が躍る。・・・地元百貨店の撤退跡地に今年2月、まず市役所が…