「開かれた市政をつくる市民の会(鳥取市)」編集者ブログ

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山陰地方は決して地震が少ない地域ではない!

すでにご覧になった方も多いと思うが、西日本でのひずみがたまりやすい地盤の分布が昨日発表されたとのこと。一応紹介しておきます。


注目されるのは、島根県東部から京都府北部にかけて、ひずみがたまりやすく、かつ過去に地震が頻発していることです。東日本に比べれば西日本の方が地震が少ないとされているが、本当に地震の起きにくい地域は西日本でもごく狭い範囲ということがわかります。

怖いのは、若狭湾敦賀市付近の原発集中地帯でもひずみがたまりやすいとされていること。原発設置後に、このあたりで今までに大きな地震が起きなかったのは、「単にラッキーだった」というほかはありません。

なお、同じ研究者による鳥取県周辺の研究結果も見つけました。鳥取県のホームページに載っているので、県からは何らかの研究費用が出ているようです。専門用語が多く、詳しい解説なしで内容を十分に理解するのは困難ですが、とりあえず紹介しておきます。

 


さて、最初に紹介した記事の図によると、岡山県島根県西部は地震が起きにくい地域とされています。しかし、これらの地域の住民も、安心ばかりもしてはいられません。地盤が安定している地域ということで、今後、政府によって、放射性廃棄物の処分場の候補地に指定される可能性が高くなることが予想されます。

放射性廃棄物の処分場と言えば、低レベル廃棄物でさえ事業者がいまだに決まっていないとのこと。

その一方で、安倍総理は、原発を再稼働させて放射性廃棄物をさらに増やそうとしている。このままでは、将来的には、国家権力を発動して住民を警察力で排除しながら、「処分最適地を強制収容!」てな事態になるのではないだろうか?

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