「開かれた市政をつくる市民の会(鳥取市)」編集者ブログ

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選挙公報、深沢陣営のお粗末さの意味するもの

 市長選も終盤だが、新人三人がみつどもえで争った先回に比べれば、やはり盛り上がりに欠ける。街も静かなものだ。第一、現職の宣伝カーをほとんど見かけない。チラシに至っては、塚田陣営のそれは何度も見たが、深沢陣営のチラシは一枚も見たことがない。最初から大差で勝つと見ているから、余計な費用を使いたくないのだろう。

 そんな中、昨日、我が家にも選挙公報が配られた。開けてみてびっくり。両陣営の公報の内容があまりにも対照的なのだ。パッと見だけで違いがわかるから、下に画像を載せておこう。鳥取市内の方ならすでに手元にあるはずだから、改めて見ていただきたい。

イメージ 1
イメージ 2

 投票結果はともかくとして、この選挙公報での勝敗は明らかだ。スポーツの試合に例えれば、ラグビーなら80対0、野球なら18対0、サッカーなら6対0くらいの大差で、塚田陣営の圧勝である。

 深沢陣営の公報の何が劣っているかというと、上に見てのとおりであるが、

(1)字が小さすぎて読むのに苦労する。
 筆者は老眼ではないので読むことはできるが、こんなに小さい文字でびっしりと書いてあると、年齢には関係なく、受け取った側は最初から読む気にはならないだろう。
 深沢陣営の支持者は高齢者が多いはずだが、自分の支持層が読めないような公報を公然とだしてくるのにはあきれるほかはない。わざと公約を読めないようにしておいて、公約を実現できなくても後から非難されないようにしたのではないかと勘繰りたくもなる。

(2)主張している項目が多すぎ、総花的で、いったい何を優先して取り組みたいのかさっぱりわからない。四つのテーマについて、総計38項目も並べ立てている。
(一方、塚田陣営のそれは、五つのテーマについて最優先事項のみを各一項目ずつ、総計で5項目とスッキリした内容である。) これから何をしたらいいのか自分でもわからないから、とにかく思いつくものをたくさん並べただけではないのか。
 

(3)過去四年間の具体的な実績について一言も触れていない。
 挙げるべき実績が何もなかったから、何も書けなかっただけなのではないか。
 
 一瞬、深沢陣営の公報作成者の能力が著しく低いのかとも思ったが、実際はそうではないだろう。こんな低レベルの公報がそのままノーチェックで公開されるはずもないので、やはり深沢氏本人がこの内容に関与していることは間違いなかろう。
 
 上にあげたように、公約を故意にわかりにくくして、後で実現できなかった責任を追及されないようにしたかっただけのようだ。だいいち、こんな公報では、読んでもすぐに何が公約だったかを忘れてしまう有権者が大半だろう。
 
 この公報こそ、市民への説明責任を放棄していつも逃げ回っている同氏を如実にあらわしている公報であると、改めて思いなおしたしだいである。
 
/P太拝