「開かれた市政をつくる市民の会(鳥取市)」編集者ブログ

当ブログの内容は編集者個人の見解であり、「市民の会」の公式見解ではありません。当ブログへのリンク、記事内容の引用等はご自由に!

市庁舎の豪華さでは中国が日本に圧勝!

 先日紹介した「栃木市役所が百貨店と同居」の記事が、さっそく中国のニュースサイトでも皮肉をこめて取り上げられていました。
 
 筆者は二年ほど前まで、仕事で中国の各都市を年に数か所は訪問していた。全部で二十ケ所以上の都市を訪れたはず。この記事に出てくる貴州省には行ったことはないが、山だらけの地勢で平地を見るのはまれとのことで中国で一番貧しいとされている省である。
 
 確かに、訪れた中国のどこの街でも市役所(地方政府庁舎)だけでなく、裁判所や研究機関など役所関係の建物は新築ピカピカで巨大なものが多かった。たいていは、超現代的で奇抜な外観か、あるいはアメリカの国会議事堂やフランスの何とか宮殿もどきのコピーである。一党独裁で選挙の無い国なので、役人のメンツ競争を市民が規制する手段がないのだろう。
 
 鳥取市は本当に日本の都市なのだろうか?市庁舎のことだけではなく、地方政府が地元報道機関と癒着している所なども、なんだか隣の大国によく似ている。
 
 現代は良いニュースも悪いニュースも、即座に全世界に流れる時代なのである。鳥取市が日本で初めて住民投票結果を無視までして豪華な新市庁舎を建設したならば、中国全土の地方政府の汚職(?)役人一同は大いに勇気づけられることだろう。「豪華な市庁舎建設に反対する市民の民意なとクソくらえだ!あの日本でさえ役人がやりたいようにやっている街があるじゃないか。鳥取市は我々の模範だ!」