「開かれた市政をつくる市民の会(鳥取市)」編集者ブログ

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追悼、水木しげる様

 一昨日、水木さんが亡くなられました。
名古屋の友人からのメールでそのことを知りました。文面には、「鳥取の偉人 水木しげる氏が亡くなる」とありました。水木氏は偉人なのですね。鳥取県出身で偉人と呼ばれる人は、現在はほかにはいないでしょう。

 私の世代は、小学生の時に少年サンデーなどの漫画週刊誌に初めて接した世代だが、赤塚不二夫の「おそまつ君」に夢中になった記憶はある。しかし、水木さんの漫画が人気となったころには既に中学・高校生だったので、氏の漫画に対する強い思い出はあまりない。水木さんのファンの世代は、今の五十代以下ではないでしょうか。

 ネット上では、訃報に接した人々の思いがたくさん報道されていました。以下、かいつまんで紹介しておきます。「唯一無二の存在」であったことが、偉人と言われるゆえんであると納得しました。

 漫画家仲間から、ずいぶん慕われていたのですね。

 ちょっと情けないが、その通りかも知れない。

 この七か条のことは全然知らなかった。
 気に入ったので、改めてここに書いておきます。

 「成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない」
 「しないではいられないことをし続けなさい」
 「他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追及すべし」
 「好きの力を信じる」
 「才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ」
 「怠け者になりなさい」
 「目に見えない世界を信じる」
 
 我々も、我々の回りの人たちも、この七か条に反することばかりを毎日続けているようです。
 
 水木さんは、威張りまくって肩で風切って歩き、国のために死ぬことを人に強要していた軍人連中とは対極にある存在であったことが、よく判ります。
 
 最後に、今年八月にも紹介しましたが、水木さんが戦争体験を語った映像を再度紹介しておきます。この世代の人々も、もうすぐ皆いなくなってしまう。将来世代のために、NHKにはこの映像を永久に公開し続けてもらいたいものです。
 
/合掌