「開かれた市政をつくる市民の会(鳥取市)」編集者ブログ

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データ改ざん企業の社長、続々辞任。安倍総理はなぜ辞めない?

 今朝のニュースによると、品質データ改ざんの責任を取って、神戸製鋼の川崎社長兼会長が辞任の検討に入ったとのこと。去年は品質データ改ざんの発覚が相次ぎ、各社の社長が次々と辞めていっています。

東レ」        子会社社長退任
シチズン電子」   社長退任
三菱マテリアル」 子会社社長が平取締役に降格
「スバル」       社長交代

 最近話題になったデータ改ざん大企業の中で、社長交代の動きがないまま残っているのは日産自動車だけでしょうか。データ改ざんの伝統にかけては日本で並ぶ会社がない三菱自動車と資本統合してしまった日産の将来、非常に心配になります。

 実業界では大企業各社がいっせいにデータ改ざんに対する反省を示しているというのに、国の行政機関の長が一向に反省する姿勢が見えないのは、いったいどういうことでしょうか?安倍総理に至っては、あろうことか、労働裁量性を審議している国会の場で、「自分は労働時間のデータの詳細まではいちいちは知らない、(間違ったデータに基づく)法案はあくまで成立させる」と大見えを切る始末。

 「いくら何でもこれではまずい」と周囲から説得されたのか、裁量労働に関する法案は検討段階に差し戻されたが、国の総理がこんな知的・道徳的レベルでは困ったものです。自分が三権分立のどこの長なのかもご存じないのだから、周りが見えないのも当然かもしれないが。

 ほとんどすべての部下から陰で「バカ」呼ばわりされているトランプと仲がいいのも、日米トップの二人の知的レベルが似通っているからでしょう。
 

 森友学園問題でも、財務省内部の文書が偽造されていたそうである。総理をかばう嘘をついた可能性が高い佐川氏は、国税局長官に出世。今はホテルを転々として逃げ回っているらしいが、我々日本人は忘れっぽいから、数か月後には再び大手を振って歩くようになるだろう。「政治家と公務員の世界では嘘をつくほど出世する」ことが世間の常識となるようでは、だいいち、子供の教育に悪い。

 溜息をつきながらも、「今週中に確定申告を終えてしまおう」と書類を整理しているのが昨今の筆者である。こんなことでは、「確定申告で正直に申告するのはマヌケの大バカ者」というのが新たな日本の常識になってしまいますぞ。

/P太拝