「開かれた市政をつくる市民の会(鳥取市)」編集者ブログ

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2015-01-01から1年間の記事一覧

My Favorite songs (2) -山本潤子-

ここ二週間ほど私的にずっとと忙しく、さらに「市民の会」主催の講演会や鳥取市庁舎問題の新展開もあり、湖山池汽水化事業の調査が進んでいませんでした。 今回はちょっと息抜きも兼ねて、「My Favorite songs (2) 」と題してお送りします。 なお、市庁舎問…

平井県政の二期八年を検証する (8)  -湖山池汽水化事業(3)

(前回より続く。) 前回は、湖山池のように流域面積が狭小で水の入れ替えが進まない湖沼では、シジミ養殖の成功例が皆無であることを示しました。さて、昨年度から、湖山池漁協による湖山池でのシジミ採取が始まりましたが、その漁獲高はどうなっているので…

平井県政の二期八年を検証する (7)  -湖山池汽水化事業(2)  -

先回の4/11の記事の続きです。 ②湖山池でのシジミ養殖は、地形条件的にまず無理! 以下、湖山池でシジミ養殖が産業として成立するものかどうかを客観的に調べてみたいと思います。最初に、シジミとはどんな生物であるのかを確認してみましょう。 日本のシジ…

平井県政の二期八年を検証する(6) -湖山池汽水化事業(1)-

失敗続きの平井県政の中でも、最大の失敗事業となりそうなのが、2012年から始まった湖山池の汽水化事業です。以下、この事業の内容を調べてみたいと思います。 ① シジミが欲しくて、池を海に変えた? 県と市の公式説明では、この事業の主な目的は、近年増え…

平井県政の二期八年を検証する (5) -イベント漬けの県政-

「まんが王国」、「全国都市緑化フェア」、「全国障害者芸術文化祭」等々と、平井県政は次から次へとイベントだらけ。こんなに行政が税金を使って山ほどイベントをやって、はたして県民にとってプラスになるのだろうか?少し調べてみましょう。 ①「まんが王…

平井県政の二期八年を検証する(4) -企業誘致、ナノ社の場合(2)-

「平井県政の二期八年を検証する(3) -企業誘致、ナノ社の場合(1)-」 から続く。 *********************************************************************************** 第三期 「衰退、そして消滅期?」 後の展開は、この事業が坂をどんどん転がり…

平井県政の二期八年を検証する (3) -企業誘致、ナノ社の場合(1)-

県内経済の低迷が続く鳥取県にとって、今一番必要とされているのは雇用の確保です。筆者の周囲でも、都会の大学に子供を進学させたが、県内に就職先がないためそのまま都会で就職してしまったという話が実に多い。少子化の上にさらに若者の流出が続いては、…

平井県政の二期八年を検証する (2)  -地価の下落も止まらない-

国土交通省は毎年三月に、その年の一月一日時点での全国約二万三千地点の地価を公表しています。今年の公表結果は次のサイトから見ることが出来ます。 土地総合情報ライブラリー 地価公示 都道府県別の住宅地の地価増減率を見ると、地価減少率ワースト一位は…

平井県政の二期八年を検証する(1) -県民所得の低下が止まらない-

現在、4/12投票日に向けた鳥取県知事選の真っただ中のはず。しかし、街の中はとっても静か。限りなく静かと言ってもよい選挙戦です。筆者は先週の月曜日、告示最初の日に一度だけ現職の選挙カーに遭遇。その後は一度も候補者の選挙カーを見ていません。 自民…

議員報酬は高いのか、安いのか?

来月の4/12(日)は鳥取県の知事選と県議選の投票日です。これからしばらくの間、県政についての記事を中心に掲載してみようと思います。 去年の夏、兵庫県西宮市選出の「号泣議員」、野々村県会議員が話題になりましたね。このニュースは海外でも非常に関心を…

鳥取のライバル県は島根?

すでに読まれたかも知れませんが、今日、ネットに面白い記事が出たので紹介しておきますね。雑誌ダイヤモンドの記事のダイジェスト版。 『「鳥取には負けたくない島根」など、1万人調査で判明した“ライバル県”』 ライバル意識率の高い県の組み合わせ第一位は…

やはり、原発再稼働は止めよう!(2)

東日本大震災から今年で四年目。今週は地震に関する新聞記事が多かった。 3/13付の日経新聞には、首都直下地震と南海トラフ地震の被害の予想に関する記事が載っていました。下の表にその最悪の場合の被害の程度を示します。 なお、関連するWikipediaのサイト…

やはり、原発再稼働は止めよう!(1)

昨年秋に、ショッキングな報道がありました。「日本列島では一万年に一度の割合で巨大噴火が発生している。ひとたび発生すれば、たとえば九州全域が火砕流におおわれ、列島全域が居住不能となるほどの大惨事となる」とのこと。 一番最近の巨大噴火は、約七千…

強いまちはどこが違うのか?(2)

先回に続き、内閣府作成の「市区町村別経済指標」について。この中には鳥取県内各市町村の経済指標も載っています。元のエクセルデータは次のサイトからダウンロードできます。 内閣府 市町村別 人口・経済関係データ このページの下の方の、 「経済指標」の…

「強いまち」はどこが違うのか?(1)

先日2/24の日経新聞に「強いまち データは語る(1) 時代の変化先取り 6次産業化/世界に市場 」という記事が載っていました。この中では、内閣府が作成した「市区町村別経済指標」にもとづいて、2000年からの十年間で経済指標が改善した自治体トップ…

特産品で地方創生ができるという「幻想」

昨年末12/24の投稿「リアルな地方創生は補助金に頼らない!」で紹介した東洋経済オンラインの記事の筆者、地域活性化伝道師の木下氏が、また面白い記事を書いていました。以下、紹介します。 「特産品で地方創生ができるという「幻想」」 「行政の補助金を使…

人材不足で地方創生が進まない?

2/6金曜日の夜7時半から、NHK鳥取で興味深い番組が流されていました。せっかく企業を誘致したのに、人材が集まらず業容拡大ができないとのこと。鳥取県と北海道の事例が紹介されていた。鳥取県での紹介事例は次の二社。 ①倉吉市のグッドスマイルカン…

「地方創生政策」は、本当に地方を豊かにするのか?

日曜日の朝、何とも残念なニュースが飛び込んできました。イスラム国の人質となっていた後藤健二さんが殺害されてしまいました。 大変優秀なジャーナリストであったようです。各方面から、彼の死を悼む声が上がっています。以下、私が読んだ記事の中で共感し…

My Favorite songs (1)

ここ一週間ほど、TVニュースを見るたびに心が沈みます。あの中東の日本人人質事件です。 自分は、イスラム教については今までほとんど何も知りませんでした。イスラム国のような過激派がなぜ生まれたのかを調べてみると、欧州でのイスラム系移民に対する蔑…

住民に寄り添う真の議会を創り上げた飯綱町

市庁舎整備問題をきっかけとして、時々鳥取市議会の傍聴に行くようになりました。聞いていて感じたのは、市庁舎新築移転に賛成している議員の発言のレベルの低さです。 「新築移転は喫緊の課題である!」と念仏のように繰り返すばかりで、住民投票で市民に支…

鳥取市庁舎新築移転で得をするのは誰?

暮れから新年にかけて、昔からの関係で忘年会や新年会に何回か参加しました。ふだんは会わない人と久しぶりに言葉を交わす機会です。 参加者の中に市内の建設業界に勤めている友人が二人いたので、次のような質問をぶつけてみました。 「あんたの所は、市庁…

隠岐島前の海士町

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いいたします。 昨日夜のNHKのクローズアップ現代で面白い報道がありました。タイトルは、「地方から日本を考える-人口増に沸く離島」です。紹介されていたのは次の二つの自治体です。…