「開かれた市政をつくる市民の会(鳥取市)」編集者ブログ

当ブログの内容は編集者個人の見解であり、「市民の会」の公式見解ではありません。当ブログへのリンク、記事内容の引用等はご自由に!

鳥取市の大規模風力発電事業の問題点(2)  -予定地の現状-

前回からの続きです。 (3)風車建設予定地では林道沿いに無数の崩落 かなり暖かい日が続いた先週。そろそろ山の雪も溶けた頃と思い、初めて風車の建設予定地を訪れてみました。訪れた場所は明治地区の松上から東郷地区の高路にかけての林道。風車の誘致に…

鳥取市の大規模風力発電事業の問題点(1)  -水害への影響-

鳥取市南西部の中山間地で現在事業計画が進行中の「鳥取風力発電事業」。国内で最大級の陸上風力発電事業が突然降ってわいたかのようになぜ持ち上がったのか、そして、この事業が抱えている問題点とはいったい何なのかを調べてみたいと思います。今後数回に…

中国の不動産バブルの崩壊はいつ来る?

先週、中国関連の記事を数本立て続けに読んでいて、住宅価格の推移に注視していれば中国の今後の行く先が見えてくるのではないかと思うようになりました。以下に各記事を紹介しておきます。 (1)「中国人はなぜお金持ちになったのか…都市部世帯の持ち家は…

日本のコロナ対策は実に非効率 

先月の話になりますが、12/22付の日経新聞に下の記事が載っていました。(注:以下の全ての図と表は、それをクリックすると拡大します。) 日本の今年度補正予算と来年度(2021年度)のコロナ対策費の合計(財政支出+金融支援)は昨年の9/11の時点で182兆円…

詩人「菅原克己」の紹介(3)

冬の山陰は雨や雪の日が多く、どうしても家に閉じこもりがちになります。持っている本を読み返す時間も増えました。このブログで去年二回紹介した菅原克己の詩も何度か読み返しました。その中で特に好きな詩を追加分として紹介しておきたいと思います。 学生…

コロナ、GoTo、菅総理(4)-スガーリン体制は早急に打倒すべき-

菅総理については、コロナ関連ではもう書かないつもりでしたが、スカ内閣のコロナ対策の迷走の根本原因はやはり彼個人の特性に帰すべき点が極めて多いと思うので、今回あらためて取り上げておきましょう。 (5)菅義偉という政治家の特徴 昨日の18h過ぎにこ…

コロナ、GoTo、菅総理(3)- 感染阻止の対策は? -

前回の末尾に、「次は菅氏が総理の座に登りつめるまでを書きたい」と書きましたが、今回はやめにしました。既に多くの人が彼の無能力ぶりの深刻さに気づいてしまったので、今さらあえて菅氏について書くまでもないからです。 ご本人は、何とか来年秋の衆院選…

毎日魚を食べていたら、コロナで死なずにすむ?

(1)コロナにかかっても死なないためのビタミン 一週間ほど前、非常に注目すべき記事を読みました。「新型コロナが重症化してしまう人に不足していた「ビタミン」の正体」 そのビタミンの正体とは「ビタミンD」。この記事によると、今回の新型コロナウィルス…

鳥取市出身のオペラ歌手、谷口伸氏が年末にN響をバックに第九を歌う

鳥取市内の音楽関係者の中にはすでにご存じの方も多いと思いますが、鳥取東高出身で国際的に著名なバリトン歌手である谷口伸さん(現在、ドイツ在住)が、今年の年末に東京でNHK交響楽団をバックに独唱でベートーベンの「交響曲第九番」を歌われるとのことで…

コロナ、GoTo、菅総理(2)- 支離滅裂な総理発言 -

(前回からの続き) 一昨日、GoTo政策に関する野口 悠紀雄氏(早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター顧問、一橋大学名誉教授)の記事を読んだので紹介しておこう。野口先生の記事には、常に数字によるデータが明示されているので非常に説得力がある。…

コロナ、GoTo、菅総理(1)- 近隣各国との比較、GoToの影響 -

既にコロナ感染の第三波に突入してしまったこともあり、久しぶりにコロナに関する話題を取り上げてみたい。 (1)コロナ感染状況 -近隣各国との比較- 世界の感染者数は6600万人を既に超え、死者も150万人を超えた。2020年現在の世界人口は推定78億人との…

中国政府による「人権無視のウイグル人迫害」に抗議する署名にご協力ください!

本題に入る前に、鳥取市民の皆さんに連絡です。 現在、鳥取市では旧本庁舎跡地の活用に関する検討が行われています。先月は市主催の「市民ワークショップ」が市内二カ所で実施されました。当会の会員数名も参加したのですが、ワークショップという名に反して…

デジタル庁設置以前にやるべきことがある

先週読んだ中で一番笑えたのは次の記事だ。笑った後で、スカ内閣のメディア界への統制の強引さに、そら恐ろしくなってしまうのでもあるが・・。 「総理、怒っていますよ…官邸からNHKへの「クレーム電話」その驚きの中身」 「説明できることと、できないこと…

アメリカ大統領選を見ての感想

アメリカの大統領選挙もようやく結果が確定したようで、以下は感想です。最初に断っておきますが、筆者は特にアメリカが好きというわけではありません。実質的に日本の宗主国である大国の政治の行方には関心を持たざるを得ないという点から、今月初めから注…

旧本庁舎跡地の活用策は、鳥取市財政の現状を踏まえて慎重に検討するべき

現在、鳥取市では旧本庁舎跡地の活用に関する市民ワークショップを市当局主催で開催中です。当「開かれた市政をつくる市民の会」では、その前身である「市庁舎新築移転を考える市民の会」が2010年以来一貫して新庁舎新築移転に強く反対してきた経緯もあり、…

My fovorite songs (14) 朝崎郁恵

朝崎郁恵 さんは、現在、御年84才。奄美島唄の第一人者とのこと。知ったのは半月ほど前。以来、彼女の唄が頭の片隅に住み着いて離れない。ある唄が好きになった時の筆者のいつものパターンなのだが、昼間、何か別のことをしていても、その唄の歌詞が脳裏にポ…

アベノミクスとはいったい何だったのか(2) -賃金、世帯収入、消費の推移-

河井克行元法相は自身の裁判で弁護団を一括解任、その後に同じ弁護士を再び採用するなど、明らかな裁判遅延行為を繰り返している。これは、なるべく裁判を長引かせて議員歳費をできるだけ多く手に入れようとするためという見方が一般的である。 「「なんで検…

霞が関高級官僚の没落

日本学術会議が推薦した六名に対するの任命拒否の件については、いまだに菅内閣からのまともな説明はない。法律的・論理的に既に破綻していて今さら説明のしようがないことは確かなのだが、あえて選定基準を示さないことで学界への圧力を今後も加え続けよう…

「総合的、俯瞰的な観点から判断して、「スガ」=「スガーリン」、最後は「スカ内閣」?」

10/3に紹介した日本学術会議が推薦した六名に対する菅内閣の任命拒否の撤回を求めるネット上の署名ですが、明日の昼12時でキャンペーンを終了するそうです。まだ署名していない方に対する紹介をよろしくお願いいたします。 「菅首相に日本学術会議会員任命拒…

「菅首相に日本学術会議会員任命拒否の撤回を求める」署名にご協力ください!

「日本学術会議」が推薦した新会員候補105名人のうち、6名が任命されなかったことが昨日明らかになりました。法学者や歴史学者が大半であり、特定秘密保護法や安全保障関連法制定、共謀罪の新設に反対した人が含まれているらしいとのこと。この菅内閣の今回…

鳥取市役所に冠水被害を連絡したら・・・

正直言って、昨日読んだこの記事には本当にあきれた。 「冠水被害を連絡したら…市コールセンター「閉庁日だから、月曜にかけ直して」」 最初に読んだ記事は「マイクロソフトニュース」のサイトだったが、他のサイトでも同じ内容が続々と報じられた。昨日のう…

内閣支持率は常に右肩下がり

菅新政権が発足したとたんに、内閣支持率が6~7割へと急上昇した。新首相自ら「前内閣を継承する」と公言しているのに、何で前内閣の末期の支持率が一気に二倍にまで上がるのか?実に不思議だ。日本人に特有の「新しいモノ好き」現象の一種かもしれない。 そ…

アベノミクスの成果とはいったい何だったのか(1) -求人倍率は本当に上がったのか?-

過去数年間、鳥取市政を観察していて判ったことがある。与党議員は、与党に属していること自体に大きな意義と利益とを見出しているということだ。与党である限りは行政側の情報を野党よりもいち早く入手できる。同じ与党である首長を介して市職員に個別に圧…

My fovorite songs (13) 森田童子

森田童子を一言で評するならば「喪失感を唄う歌手」と言ってよいのだろう。知ったのはごく最近で約半年前。これもYoutube上をフラフラと探索している最中に偶然知った。本当にYoutubeさまさまである。 経歴を見ると1970年代に活動していたとあるが、テレビな…

日本政府はコロナウィルスの検査数をなぜ増やさないのか(8)

本日未明のニュースによると鳥取県内で21人目の感染者が米子市内で確認されたとのこと。 「米子市で新たに1人感染 30代女性会社員 鳥取県21人目」 この感染例では、発症してから六日後にようやくPCR検査を受けて感染が確認されている。この間に他の人に…

日本政府はコロナウィルスの検査数をなぜ増やさないのか(7)

昨日一日のうちに、鳥取県内のコロナ感染者数が一気に増えて10人になったとのこと。県は「県版新型コロナ警報」を県東部地区に発令したそうです。どういう内容かと思って下の県公式サイトをのぞいてみたが、我々一般人に関しては、「会食や飲み会の場で、感…

名刺を渡そうとしない鳥取市の職員

当「開かれた市政をつくる市民の会」が先月上旬に深澤市長宛てに提出した「旧本庁舎の活用方法」に関する公開質問状ですが、先月末に回答がありました。先日この回答に対する当会としての見解を会の公式サイトに掲載しました。詳細については同サイトの記事…

「目の前の小石」を拾っている人ばかり

先週、小池都知事が再選された。366万票を獲得しての圧勝だった。この人については、以前から、顔を見るたびに「うさんくさい」「薄っぺら」という言葉が頭に浮かんでしまう。三年前の「希望の党」騒動も、いったい彼女がどういう政治を実現したいのかよくわ…

香港は死んだ

今回も中国ネタです。これで三回連続。自分は、昔から人権侵害や人の自由を奪う行為を見ると黙ってはおれない性格なので、最近はどうしても香港報道に注目してしまう。市民の発言の自由を奪うような政府は、右だろうと左だろうと「さっさとクタバレ!」と言…

香港と中国のこれからは・・・

今年初めから当「市民の会」で取り組んできた鳥取市の旧本庁舎跡地問題ですが、ようやく会としての提案をする段階にまでに至りました。今月初めに市長あてに公開質問状を提出、今月末くらいには回答が得られる見込み。提案の骨子は、「旧本庁舎は解体せず耐…